賃貸併用住宅の建築計画と入居者募集

色々な専門家に相談し、市場の動きを把握し、事業収支計画の目安を立て、次はどのような建築会社にどのような建物を依頼するかを検討します。設計と施工を同じ会社にするか、設計事務所と施工会社に別々に依頼するかを考えます。
今まで検討した主旨にあった依頼先を探すのですが、建物の構造、間取りの自由度、コスト、仕様のグレードなどで比べるのがポイントです。賃料については、前段階で相談した不動産会社だけでなく、複数の不動産賃貸業者に査定を依頼しましょう。
また、ハウスメーカーや建築会社から提案される市場調査や事業収支計画は、オーナーの視点と必ずしも一致するものではなく、営業ツールのひとつと考えたほうがよさそうです。
最後に入居者募集のパートナーを決めます。賃貸の管理を自分だけでやっている大家さんはほとんどいません。管理、清掃、セキュリティ、トラブル対処などを請け負うのが不動産会社です。
管理方法は2種類あります。
管理委託は、入居者を決めるまでの募集や契約業務は、不動産仲介会社が行い、入居後の物件管理(毎月の家賃の管理や清掃、メンテナンス、また入居者が退去する際の立ち合いなど)は不動産管理会社に委託します。毎月一定の管理料を不動産管理会社に支払いますが、家賃は満額大家さんに入ります。しかし、空き室対策は大家さんがしなければなりません。
一括借り上げ(サブリース)は、不動産管理会社が賃貸部分を借り上げ、管理運営をすべて行います。大家さんには賃料の85~90%が支払われます。手取りは少なくなりますが、入居者募集や入居者との契約などの煩わしさや、空室リスクから解放されるのがこの方法です。

コメントは受け付けていません。

老後の生活動線を考えた家造り

住まいを新築する時は、生活動線について、そんなに深く考えることはありません。多くの場合、家族は若く元気ですので、段差さえも問題になりません。住まいは、子育てをする場所であり、家族の絆を深めていく場所として、それをテーマにして、考えていきます。家族が集い、くつろぐLDKや自分たちの時間を過ごすプライベートルームをどんなにするかについては、色々考えていきます。
それが、病気や怪我をしたり、高齢になったりしたら、段差が問題になり、動線の距離がつらくなったりします。住まいは、一生ものですから、色々な可能性を考えて、動線を考えていかないといけません。
私の友人が住まいを新築したのは、御主人の単身赴任が終わり、故郷の支社に戻ってきた54才の時でした。まだまだ若く、元気だったのですが、定年退職も見えています。もちろん、定年退職後も働くつもりでいますが、将来のことを考えて、動線についても、色々考えました。2人の子ども達は、それぞれ大学に進学し、家を出ていますから、思い切って、当初の計画の2階建でなく、平屋にすることにしました。玄関は住まいの北側の真ん中辺りに設置し、玄関ホールを動線の中心に据えました。南側にはワンフロアのLDKにし、東側には寝室とトイレを、西側にはバスルームや洗面脱衣所を設置しました。玄関ホールを各部屋への動線の交差点として使いますから、もし、車椅子になったとしても、方向転換も簡単にできます。
また、動線自体も短いですから、高齢になって、足腰が弱くなっても、安心です。もちろん、玄関土間や玄関ホールや各部屋は段差がありませんから、つまずいて、転倒する危険性もかなり低くなりました。室内の戸は引き戸にし、さらに、バスルームだけは3枚引き戸にしました。終の棲家になっていきます。

コメントは受け付けていません。